2006年01月23日

ちょっと難しい話題を。

 昨日のメッセで面白い話題が出て、調べてみたら知らなかった事実が出てきたので此処に覚書みたいな感じで書いてみます。つか、感想文って言うか。拒絶反応が起きる方も居ると思います。苦手だったり不愉快になってきたらサヨナラした方が良いかもしれません。

 太平洋戦争(第二次世界大戦の方が通りが良いかな)でのABC級戦犯について。彼らは靖国神社に合祀されており、其の為に総理の参拝などが問題になっています。分祀すれば良い、という声も良く聞きますが一寸待って。
 本当に、ABC級戦犯って居るんですか?
 はい、こががまた頓珍漢な事を言い出した、とか言わないで下さい。こがは以前どっかの掲示板で(2ちゃんじゃなかった事くらいしか覚えてないんですが)「日本の戦犯は既に国際的に免責されている。従って、あの戦争の戦犯は少なくとも日本には居ない」とか何とか言う記述を見たんです。
 さて本当か?と。もしもそうなら某三国の言葉や合祀が問題だ云々の言葉は全くナンセンスではないのか。調べてみました。ネットって超便利☆
 本当でした。サンフランシスコ条約11条には戦犯についての判決が書かれていますが、此れは何処か一国だけのものではなく、調印した世界各国において認められたものであります。
 詳しい事は調べきんなかったのですが、昭和28年10月までに全戦犯の赦免を連合国側に要求、其れが認められています。つまり調印11ヶ国において日本の戦犯は赦免されており、合祀が云々はやっぱ無意味。
 この赦免を認めない、という場合はそもそもサンフランシスコ条約を認めないということですから今度は戦犯であるとは認定できない。戦犯を戦犯として責めるならばサンフランシスコ条約を認めねばならず、認めたのであればその赦免もまた認めなくてはならない。
 要は、やっぱりABC戦犯をその戦犯だという理由で責める事は出来ないってこと。此処に原文を見つけたのでペタリしてみます。私には訳せないので詳しい方、自力で読んでください。

Japan accepts the judgments of the International Military Tribunal for the Far East and of other Allied War Crimes Courts both within and outside Japan,and will carry out the sentences imposed thereby upon Japanese nationals imprisoned in Japan.


 戦争を起した、ということの責任を問うのであればちょっと小気味良い問答があったらしいのでまた引用いたします。長いかも。

昭和陸軍が生んだ最大の天才(戦略家)といわれた石原莞爾が、終戦後、持病の悪化で東京の逓信病院に入院していたとき、東京裁判のため来日していた連合国の検事に尋問を受けたことがあった。
 そのとき検事(アメリカ人)が「戦争犯罪人(いわゆる「戦犯」)のなかで、いったい、だれが第一級と思うか」と訊ねた。それに対して石原は「トルーマン(当時のアメリカ大統領)」と答えた。
 石原は、その理由として、トルーマンが国際法の規定を無視して、一般市民、つまり非戦闘員の無差別大量虐殺(広島・長崎の原爆投下を含め100万人近くの市民を殺した)を行わせた点をあげた。そして「このトルーマン大統領の行為こそ戦犯第一級のそのまた第一級に価するもの」として、連合国検事に、彼を戦争犯罪人として告発したのである。

 ついで検事が「日本の戦争責任は、日清・日露戦争までさかのぼる」と述べたとき、石原は「それならペリーをよんでこい」といった。無学な検事はペリーの名を知らず「ペリーとはだれだ?」と反問した。
 石原は検事に次のように教えた。すなわち、ペリーは鎖国政策のもと300年間、他国に一切迷惑をかけず平和に生活していた日本に、黒船(艦隊)を率いて開国を迫った人物である。
 日本(江戸幕府)は、その艦隊の脅迫でやむをえず開国し、君らの国と外交関係をもったところ、君らの国が例外なく侵略主義や帝国主義の恐ろしい国々であることが分かった。そこで日本も、植民地化を免れる(生き残る)ため、やむおえず君らの侵略主義や帝国主義を学ばざるをえなかった。
 したがって、太平洋戦争の戦争責任が、もし日清・日露戦争にまでさかのぼるとすれば、日本を武力(艦隊)で脅迫して開国させ、かつ侵略主義・帝国主義を教育した元凶であるアメリカの水帥提督ペリーを承認として喚問せよ・・・。
 このように述べて、彼は勝利者側からの、いわゆる戦犯や戦争責任の追及のナンセンスさを皮肉り、検事をグーの音も出ないほどやりこめたのである。


 ちょと書き手さんの感想も混じっているように見受けられますが、解りやすい問答であると思います。少し足すと、石原さんは軍人としての自分の責任も重大に受け止めていたらしいですから、もしもこの検事がもっと平等な尋ね方をしていたらこんな答えは返さなかったと思われます。
 例えば、「今回の戦争が起きた原因のうち、日本に責任があるとすればどのような点であるか?」と。私はこの質問の答えも知りたいですね。
 日本の責任のみで戦争が起きたのだと思っている方は、「ハルノート」で検索かけてください。あと脱線しますが「パル判事」もしくは「パール判事」で。(判事を検事と間違えて書いてた……!判事!判事です!検索して見付かんなかった方、ごぬんなさい/謝る気無いだろ)

 この手の話題はどうも、偏った感想のみで書かれているものが多くて困ります。途中まで「そうなんだあ〜」と思って読んでいても、最後の数行で「だからあの戦争は○○だったんだ!」とかね、こう、主観の強い感想が入っているとどうも、信用しにくくなります。
 両方の意見を聞いていても「んで結局どっちが本当なのさ?」って話しだし。取りあえず調べてみる事ですね。侵略戦争という言葉だけは拒絶反応、と、私個人の感想を以下に述べておきます。勿論私個人の感想を読み手の皆様が受け入れる必要は全くありません。私の知らない資料を読んだ方には、其の方なりの考え方と論拠があるのですから。

 当時の思惑はどうあれ、日本は白人支配の土地に赴き「教育」を与えました。与えたという言い方は上からのようで厭ですが。当然、間違った事も沢山したでしょう。でも、教育をしたのです。これは誰に何を言われても恥じる事無く主張して良い事実だと思うのです。
 植民地時代、アジア各国の国民は教育など受けさせてもらえなかった。搾取される生活だけだった。日本は力で其の国に押し入ったかもしれない。罪の無い人も殺しただろう。でも、教育をした。文字を読むこと、書くこと、何かを作ること、有色人種でも白人に勝てることを示した。搾取される生活からの脱却の可能性を示した。
 有色人種でも白人に勝てる、この事実はアジアだけでなくアフリカの人達をも解放に導いたといわれます。まだまだ差別や偏見は根強いですけどね。何百年もかかって培われた差別です。根気良くなくしていくしかありません。
 だから、侵略戦争と呼んで欲しくはない。侵略するつもりならば教育などしなかった。私はそう思うのです。
 広島か、長崎の公園に(どっちか忘れちった。ごめんなさい)「過ちは繰り返しません」という文字が刻まれています。この文字を見て「日本人の魂は此処まで損なわれてしまったのか」と深い落胆を示した方が居たそうな。
 そうです。
 過ちを犯したから、原爆は落とされたのか? 原爆を落とされるほどの過ちを、日本人は犯していたのか? 原爆が落とされた国が、その事に対して自分の責任のみを嘆くのか?
 日常で考えましょうよ。レイプされた女性が、「もう一人で夜道を歩くなんて過ちは繰り返さないから、これからは安心してね」と、両親に言いますか? 悪いのは、夜道を一人で歩いた彼女ですか。レイプした人じゃないんですか。
 戦争は当然どちらか一方の責任では起こりませんから、原爆の投下にしたって日本にも責任の一端はあるでしょう。でも、それを「過ちは繰り返しません」という言葉で刻むのはどうなの。其れはつまり被爆してなくなった、今も苦しんでいる人達にも「当時の日本国民として原爆で殺される責任があった。彼らもまた過ちを犯している一人だった」という事ではありませんか。

 私ならそんな言葉を投げつけられて穏やかになんか眠れない。

 八月のテレビの特番で思って、あの時は書かなかったことを書こうと思います。原爆投下の瞬間、成功に湧いたアメリカの人達。彼らの頭には「ジャップ、黄色い猿がどれだけ苦しんで死のうと関係ない。楯突いたのが悪い」という意識があったんじゃないか。欠片のように小さくとも、その考えがあったんじゃないか。そうとしか思えない。街ひとつ滅ぶ爆弾を落として抱き合い、喜んだというんだもの。

 やっぱり感想書いたら感情的になっちった。仕方ない。まだ百年経ってないんですもんね。でも、その百年経ってない今だからこそまだサルベージ出来る真実が隠されてると思う。色々とね。百年後には失われて、二度と蘇らないだろう事柄。もうちょっと真剣に調べても良いのじゃないかと思った。
 国家間の問題は大きいとしても。

 所でこういう話をして居たメッセですけど当然のように「彼は絶対周りの精気吸い取ってますよ」とか「でも初々しい方が萌える!」とか言ってました。こんな人間で御免なさい。つかこの話題と萌えが平気で両立できる自分が一寸好きだ。
posted by こがよしひさ at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 思考嗜好志向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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