2006年02月17日

復活〜。

ブルータスお前もか……!

 この言葉が妙に心に染み渡ります。ヤフーやマイクロソフトには今更どんな種類の期待もしていないわけですけどグーグルまでもか。お前もか。それとも私が知らなかっただけなのか。
 ニュースを見ていた方はご存知なのじゃないかしらと思うのですが、中国でのネット規制に協力したとして四社が「それはいかんだろう」との批判を浴びているとか。
 まー規制と言えば聞こえは良いですけれど、やっている事はモロに言論と思想の弾圧ですからねぇ。セックスや暴力を扱うサイトについては、お国柄や宗教や文化的側面が絡みますから仕方ないとして、「天安門事件」「ダライラマ」「台湾独立」などのキーワードも弾かれちゃうそうです。いやいやいや。
 しかも弾き方がまた秀逸。タイムアウトや404エラーを装うんだそうです。つまり、規制をかけられてもそのこと自体に気付けないわけ。
 自分で選んで自分で集めた情報が実は中国政府にとって都合の良い情報だけ、という事になる。怖いなあ。そう言ってる日本のネットだって絶対絶対天地神明にかけて検閲かかっていないか? と尋ねられたら大抵の人は悩んじゃうんではないでしょうか。
 技術的にはそう難しい事ではないそうですから。
 つまりですよ。四社は単純に中国の悪政に屈したというだけではなく、「インターネットそのもの」の信用性を激しく失墜させたという事じゃないでしょうか。
 W3Cの理念は誰もが自由に、公開された全ての情報にアクセス出来るということだった筈。
 中国側は「我が国で商売するなら我が国の法律に従うのは当然だ」と主張しています。それはまあそうだろう、とも思える。思えるんだけれどもあえて言えば、「WWWを利用するんだったら其の創始者の理念に敬意を払うのが当然じゃないんですかね」って事ですよ。
 私がカチンと来るのは、思想の統制をする位ならばもう体裁整えようとか考えないで、「ネットなんて我が国には絶対開通させませんよ!」とか言やあ良いんだということですよ。法律がどうのじゃない。一握りの人達が「自分らにとって都合の悪い事は隠しておきましょうね」って決めたことでしょうに。
 それに従う方も従う方だよ本当に……。まあ、経済市場として無視できない規模なのは解ります。品性や誇りじゃ社員の給料も払えないし美味しい御飯も食べられませんものね?
 でも、だからって品性と誇りを金と引き換えにしちゃうようでは……。少なくとも「品性と誇りの無い企業」が嫌いだって人は居ると思う。そういう人達を数えてみればコレもまたそこそこの市場になるんじゃないでしょうか。その人たちに見切りつけられる事して、そんでも痛くも痒くもないのでしょうか。

 と、またヒートアップした記事を書いちゃいましたがイタタタ。そもそも創始者の理念などそこかしこで踏みにじられておりますしね。ダイナマイトだって元は鉱山の事故死者を少なくする為だったって聞いたことがあるし。ネットに関しても利用者がこんだけ増えれば仕方の無い事なんでしょうなあ。私だってがっちり従っている訳じゃありませんもの。(駄目じゃん)


 所でseesaaのサーバがトラブっていたようですが大丈夫だろうか。大丈夫だろうか、って言うか、まあ一応今現在こうして復旧してるわけですけれども。
 復旧作業に丸々十二時間かかるって随分と大変なクラッシュの仕方だったんでしょうね。全データが無事かどうかは解りませんが、一応このブログの目に見える範囲無事なので良しとします。seesaaの中の人お疲れ様でした。
posted by こがよしひさ at 07:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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